なぜキノコ


 

 ふと、きのこの写真を撮る気になった。なぜだか、よくわからない。二人の孫も、どうしてだと言ってうるさい。ホームページでいつの間にか、毒キノコを検索し、ぼんやり見ている内にそう云う気になってしまった。

 なぜだろう。よくよく考えてみると、最近になって条件が整ったような気がする。まず、かすかな記憶に残っているが、子供のころ毒キノコに興味を持ったことがある。図鑑で見た記憶がぼんやりと、よみがえる。食べると死ぬ、笑いがとまらなくなる、手が痛くなる、どうしたらそうなるのか、子供心に奇妙に映ったに相違ない。第一、形が変ではないか。まず、これがその気になった原点であろう。

 それに、今年の夏、変なキノコを見た。近所のがけで孫が見つけた物だが、白いボールのような物だ。近づいて見るとなんとキノコ。調べるとオニフスベであったが、それが、かすかな記憶を呼び戻したに違いない。

 図書館で図鑑を借りてきた。日本には、名前が付いている物が約1500種、本当はその三倍、5000種はあるらしい。九州はクヌギ類が少ないと云う不利な点があるにしても、これだけの種類があれば、スタートは少々遅いが、少しは集まるのではないか。我が家の庭でも、しょっちゅう見かける、とりあえず、近所をうろついて探してみよう。
 これが、始まりです。



                     OCT 20 2002







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